コラムColumn

2013.06.20

6:やたらとのどが渇く...糖尿病

<コラム> 知ってビックリ!?病気のシグナル

気になる症状(前触れ)に隠された病気、ちょっと心配ですね。病気の内容やその可能性について、専門機関のデータも参考にしながら、ご紹介しましょう。

 

5:やたらとのどが渇く…糖尿病

気候がよくなると、外の活動が増え、飲み物を口にすることが増えてきます。しかし、いくら飲んでも、のどの渇きがおさまらない場合、それは【糖尿病のシグナル】かもしれません。

 糖尿病とは、食事から得られたブドウ糖が血液中にあふれ、血糖値が高くなってしまう病気です。原因の多くは食べ過ぎ(カロリーオーバー)や運動不足によるもので、血糖値をコントロールするはずのインスリンの働きが追いつかなくなり、利用しきれないブドウ糖が血液中にたまってしまうのです。 

  血糖値が少し高いぐらいでは、自覚症状はほとんどありませんが、高血糖状態が続くと、のどの渇きや多尿が生じるようになります。高血糖になると浸透圧が高くなるため、全身の細胞からどんどん水分が出ていき、尿として排泄されます。それにより、体は脱水状態になるので、のどが渇くのです。そうとは知らず、水分補給に甘いジュースや炭酸飲料を飲むのは、糖尿病の悪化を促すようなもの。血糖値を下げない限り、いくら水を飲んでも尿として水分が出ていってしまいます。

 糖尿病は血管の病気といわれることがあります。それは高血糖の状態が血管にダメージを与えてしまうからです。末梢の細い血管が障害されると、失明をもたらす網膜症や腎臓透析が必要となる腎症、足壊疽を起こす神経障害などの合併症を引き起こします。これらが糖尿病の本当の怖さです。ちなみに厚生労働省の調査によると、中途失明者の原因疾患の第2位が糖尿病網膜症だそうです。 

 糖尿病は自覚症状に気づいたときはすでに進行した状態といわれています。糖尿病を予防、あるいは早期発見するには定期的に血糖値を測り、数値をチェックすることが大切だといえます。

 

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