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2017.02.02

体調管理

ツボを押さえた生活習慣の改善で、生活習慣病を予防しよう!



 毎年2月は「全国生活習慣病予防月間」です。これは、厚生労働省が2月の第1週に実施していた「生活習慣病予防週間」を引き継ぐ取り組みで、一般社団法人 日本生活習慣病予防協会が主宰。毎年、行政、自治体、関連団体やメディアなどを通じ、さまざまな啓発活動が行われています。

 生活習慣病とは、長年にわたる生活習慣が原因で発症する病気の総称。日本人の三大死因といわれる、がん、心臓病、脳卒中や、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高血圧症、さらには腎臓病、肝臓病、骨粗しょう症、歯周病なども含まれます。いずれも初期には自覚症状がほとんどないため、不調を感じたときはすでに病気が進行し、最悪の場合、死に至る危険性もありますが、生活習慣の改善により予防することが可能です。今回は、日本生活習慣病予防協会が提唱する、生活習慣病の予防に効果的な生活スタイルをご紹介します。


【生活習慣病予防に効果的!「一無、二少、三多」の生活スタイル】

 「一無、二少、三多」という言葉をご存知ですか。これは、日本生活習慣病予防協会が提唱する、生活習慣病予防のための生活スタイルです。「一無」とは無煙。「二少」は少食と少酒。そして「三多」は多動、多休、多接。これらの実践により、肥満の程度、血圧、血糖、中性脂肪、コレステロール、尿酸などの検査値の改善に効果があると言われています。まずは以下を参考に、ご自身の生活習慣を見直してみましょう。

■一無
 喫煙は、肺がん、気管支炎、気管支喘息などの呼吸器疾患はもとより、食道がん、胃がん、膀胱がんなど多くのがん、心臓病、脳卒中、さらには歯周病、老人性黄斑変性症などの危険因子でもあります。生活習慣病の予防においては、まずは禁煙することから始めましょう。


■少食
肥満は、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの大きな要因。肥満を防ぐためには、腹八分目を心がけましょう。それには、ゆっくりとよく噛んで食べることが大切。早食いの人は太る傾向にありますが、これは脳にある満腹中枢が反応するのにタイムラグがあり、その結果、満腹感を得る前につい食べ過ぎてしまうためです。肥満予防のためには、食事はゆっくりと。夜遅い食事もNGです。

■少酒
 過度の飲酒は中性脂肪を増やし、動脈硬化を助長。すい臓病や肝臓病、食道がんなどの原因にもなります。1日の飲酒の適量は、ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合が目安。枝豆、豆腐料理、刺身など、良質のタンパク質を含む料理をつまみに飲み、週に2回は休肝日を設けるよう心がけましょう。

■多動
 体をよく動かしている人は、心臓病、高血圧、糖尿病、がん、骨粗しょう症などになりにくいことがわかっています。厚生労働省では1日1万歩を目標に歩くのが望ましいとしていますが、ウォーキングなどの有酸素運動に加え、筋力トレーニングや体操、ストレッチなどを行えば、脂肪の燃焼にさらに効果的です。

■多休
 十分な休息をとっていますか? 疲れたと感じるときは、少し昼寝(20分程度)をするだけでずいぶん違ってきます。また、疲労回復には入浴が効果的。体を温め、血行をよくして、疲労物質を取り除くと同時に、副交感神経を刺激するので、心身の鎮静効果と心地よい眠りを誘うのにも有効です。

■多接
 強いストレスは、血圧や心拍数を上げるため、高血圧や動脈硬化を助長し、狭心症や心筋梗塞の原因となります。また、ストレスによる暴飲暴食は、糖尿病になるリスクを高めます。ストレスを上手に発散するためには、多くの人や事、物に接し、趣味などを楽しむよう心がけましょう。栄養バランスの取れた食事やほどよい運動習慣も、こころの健康維持に役立ちます。


 生活習慣病はこうしたライフスタイルの実践で予防することが可能です。同時に、定期的に健康診断を受け、自分の健康状態を確認しておくことも重要です。生活習慣病は初期にはほとんど症状が現われませんが、早期発見し、早めに治療を開始すれば、心筋梗塞や脳卒中などの発症リスクを抑えることができます。関西メディカルネットでは、PET、MRI、CTといった先進的な検査機器を用いた検査結果に基づきながら、生活習慣病の改善など積極的な健康づくりへのアプローチを行っています。特に、パーソナルアドバイザーがサポートする「生活習慣改善プログラム」は、生活習慣病対策に大きな成果を上げています。いつまでも健康でいるために、ぜひこうした弊社の健診サービスをご活用ください。

■生活習慣病に関する弊社サービスに関心をお持ちの方は、こちらにお問い合わせください。


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