耳よりだより

2017.01.18

体調管理

血液の流れをよくするために、いまからできる生活習慣



 毎年1月20日は血栓予防の日。さらにこの日から2月19日までの1ヵ月は、血栓予防月間です。

血栓とは、血管内にできる血の塊のこと。血栓は、血液成分の変化、血管内皮の炎症や損傷、血流の障害などにより生じますが、その背景には食生活の乱れや運動不足、ストレス、喫煙といった生活習慣が大きく関わっています。
血栓は、脳に詰まれば脳梗塞、心臓に詰まれば心筋梗塞を引き起こし、ときには突然死に至ることもあります。そうした事態を避けるためには、まずは生活習慣の改善が必要です。



【血栓ができやすいのは、こんな人!】

血栓が生じやすい人には、共通の生活パターンがあるとされます。まずは以下の項目から生活習慣を点検してみてください。当てはまるものが多いほど、血栓ができやすい状況にあるといえます。

□タバコを吸う
□暴飲暴食をしがちだ
□あまり運動をしない
□血圧が高め
□ストレスが強いと感じる
□糖尿病と診断されている
□太り気味だ
□40歳以上だ



【血栓予防に役立つ栄養素とは】
 血栓予防において特に重要なのが食事です。血栓を引き起こす血液成分はLDL(悪玉)コレステロールと中性脂肪といわれているため、血中のLDLコレステロールを低下させ、血流をよくする栄養成分を積極的に摂ることが大切です。


◆EPA、DHA
 アジ、サバ、サンマ、イワシ、マグロ、ブリなど青魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、コレステロールや中性脂肪を減らし、血液をサラサラにする効果が。ただし、調理時間が長くなるほど減ってしまうため、血栓予防のためには刺身など生で食べたほうがベターです。

◆タウリン
 イカ、タコ、カニ、カキ、アサリ、ホタテ貝などに多く含まれるタウリンには、血中コレステロール値や血圧を下げ、動脈硬化を予防する働きがあります。

◆硫化アリル
 ネギ、ニンニク、玉ネギ、しょうが、にら、らっきょうなどに含まれている硫化アリルには、血液をサラサラにして血液中の脂質を減らす働きがあるほか、疲労回復にも効果的です。

◆食物繊維
 きのこ、海藻、こんにゃく、野菜などに含まれる食物繊維は、コレステロールの吸収を防いだり、体外に排出する効果があります。

◆ほかにも......
 納豆には、発酵過程で発生する酵素・ナットウキナーゼに血栓予防作用があるといわれます。
水分不足も血液の粘度を高めるので、1日1.5!の水分摂取は必須。アルコールも脱水症状を引き起こす要因なので、お酒を飲む際は、同時に水分補給を心がけましょう。



 血栓を予防するには、食事をはじめとした生活習慣の改善とともに、定期的な検査で体内の状態を調べておくことも重要です。生活習慣病をチェックするコレステロール、尿酸、血糖値、中性脂肪等の数値は、健康診断の際に行う血液検査で調べることができます。血栓が心臓に詰まることで発症する心筋梗塞は、心電図、心臓超音波、胸部レントゲンの撮影などで、脳に詰まることで発症する脳梗塞は、頭部MRI/MRA、頸動脈エコーなどで、早期に発見することが可能です。
関西メディカルネットでは、こうした血栓に関する検査はもちろん、先進的な検査機器等を駆使しながら皆様の健康管理をサポートいたします。死亡率の高い血栓関連の病気のリスクを遠ざけるためにも、ぜひ定期的な健診を習慣にしてください。

■血栓の状態や関連する病気について調べたい方は、こちらにお問い合わせください。