コラムColumn

2014.11.20

元気をサプリする話

37:「お酒と上手に付き合う飲み方」の巻


 「酒は百薬の長」という言葉もあるように、適度な飲酒は善玉コレステロールを増やす働きがあるともいわれ、米国保健科学協議会(ACSH)によれば、飲酒量が日本酒換算で1日に1~2合弱程度なら、心臓血管疾患のリスクが低いと言われています。ただし、これはあくまで統計上の話であり、お酒を飲む際には、健康への影響にも配慮することが大切です。

以下に、お酒と上手に付き合う飲み方についてご紹介いたします。

 

 

■食べながら飲む

 空腹状態での飲酒は胃の粘膜を荒らしてしまうほか、血中のアルコール濃度を急激に上げ、肝臓にも負担をかけてしまいます。お酒を飲む前には、胃の粘膜などを守ってくれる食べ物、お酒を飲む際には、タンパク質や脂質を含んだ食物を一緒に食べ、アルコールの吸収緩和に努めましょう。また、水分は血液中のアルコール濃度を下げ、脱水を防いでくれるので、飲んだお酒の量だけしっかりと水分を補給しましょう。

 

<飲酒前におすすめの食べ物>
・牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品(胃に脂肪の粘膜を作ってくれます)
・梅干し、柑橘類の果物(クエン酸により肝機能が促進、酔いがまわりにくくなります)
・オクラ、山芋、納豆など(ネバネバ成分にも粘膜を保護する作用があります)

<飲酒時におすすめの食べ物>
・刺身、焼き魚、卵焼き、チーズ、豆腐、枝豆など、タンパク質の多い料理
・サラダ、野菜ソテー、おひたしなど、ビタミン、ミネラルの多い料理
・寿司、おにぎり、ピザなど、炭水化物の多い料理

※こうした食べ物は、二日酔いや悪酔いを防ぐためにも効果的。ちなみに、高血糖などがある方は揚げ物、マヨネーズなど油を多く含む料理は控えめに。

 

 

■飲んだあとに不足する栄養素

 アルコールの多量摂取は、栄養の吸収を阻害したり、消化を妨げるなど、栄養面でもさまざまな弊害をもたらします。栄養素の不足と二日酔いは関連があるといわれており、二日酔いを早く治すためにも不足した栄養素を補うことが大切です。

<アルコールにより不足する栄養素>
・カリウム、ナトリウム、リン酸、カルシウム(アルコールの利尿作用により排出)
・グルタミン(アルコールを分解するために消費)
・ビタミンA(免疫の正常化などに働くレチノイン酸の分化を妨げる)
・糖分(アルコールの代謝により補酵素の濃度が上昇、体内の糖分を生成する経路が妨げられ低血糖に)
 その他、ビタミン(C、B、D、E、K)、葉酸、亜鉛、マグネシウム、ビオチン、クロール、マグネシウムなどがアルコールの摂取により減少するといわれます。

 ただし、お酒を飲むたびに、これだけの栄養素を補うのは難しいかもしれません。そんなときは、サプリメントにより不足した栄養素を補給するのも、ひとつの方法です。お酒をよく飲むという方こそ、こうした工夫をしながら、健康の維持に努めていただきたいですね。

 

 

 

~「お酒の後のシメ」に要注意~
 お酒の後に何か少し食べたいと思うのは、低血糖によって、体が糖分を欲するようになるためです。しかしここで炭水化物や脂質が多いものを食べてしまうと、血糖値が急激に上がり、すい臓に負担がかかるだけでなく、内臓にも脂肪が蓄積してしまいます。くれぐれも「シメのラーメン」にはご注意を。

 

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