耳よりだより

2014.10.27

35:がんを早期発見、PET検診って?

【がんを早期発見、PET検診って?】


■“がん”の早期発見が狙いの検査
 PETとは、Positron Emission Tomography=「陽電子放射断層撮影法」の略。正式にはFDG-PET検査といわれる検査です。これは、がん細胞が正常細胞よりもブドウ糖を多く消費することに着目したもので、ブドウ糖の類似物質の薬剤FDG(フルオロデオキンシグルコース)を注射、体内でのブドウ糖の集まり具合を画像化して診断します。

 

《PET検査の特徴》
・体の広範囲を1度に検査することができます。
・身体的な負担も少なく、短時間で検査ができます。

 

 

 

 ■実際のPET検査の流れ(モニター:Mさん)
 PET検査は初めてというMさん。まずは薬剤FDGの注射。安静に1時間過ごした後、約30分撮影するのですが、一人ずつ区画された待合室のリクライニングチェアで、いつのまにかぐっすり熟睡されたとか。また画像撮影中もとてもリラックスして臨まれたようです。「もし何かあっても、最新の機器が見つけてくれる、そんな安心感で検査を受けることができました」と納得の表情です。 

 

今までの検査では特定の臓器などに狙いを定めなければ“がん”を見つけることは困難でしたが、体の広範囲(頸部~大腿部)を一度に検査する「PET検査」では、すい臓など調べにくかった臓器のがん発見や転移・再発の診断にも役立ちます。“がん”は1~2センチを超える大きさになると急激に増大したり、転移などを起こすケースが多いので、その前に見つけることが重要です。

<※PET検査で早期発見がしやすい病気>
肺がん、大腸がん、食道がん、乳がん、子宮がんや卵巣がん等の婦人科系のがん、甲状腺がん、悪性リンパ腫や悪性骨髄腫など