2014.05.22
元気をサプリする話
29:「美肌のための栄養素」の巻
健康な体を作るには、栄養をバランスよく摂ることが大切です。ここでは、私たちが日々元気に過ごすために必要な栄養素についてご紹介します。
美肌づくりというと、とかくスキンケアばかりに目がいきがちです。でも、どんなにいい美容法も、必要な栄養素が不足していれば、十分な効果を発揮できないかもしれません。美しい肌を保つためにも、まずは日々の食生活を見直し、栄養素がちゃんと足りているかを確認したいものです。
■実は紫外線から肌を守るメラニン
メラニン色素というと、シミの原因になるお肌の大敵、というイメージがありますね。でもメラニンは、本来お肌を守るためにあるもの。メラニンがなければ、皮膚は紫外線による活性酸素のダメージを受け、皮膚炎や皮膚がんになる可能性を高めてしまいます。皮膚は紫外線をブロックするためにメラニン色素を沈着させ、皮膚を保護しているのです。
一方、紫外線にも、体内でビタミンDを合成するという重要な役割があり、完全にブロックしてしまうと健康面にも問題が生じます。ではどうやってシミを防げばいいのか。ということで、最近注目されているのが、栄養素を補給することでシミを防ぐ方法。メラニンを合成するときに生じる酵素の活性を阻害したり、メラニンの分解を促進する栄養素を摂ることも、美肌づくりに役立つようです。
【シミ対策の栄養素】
ビタミンC、ビタミンE、葉酸、亜鉛、グルタチオン、ポリフェノール、フコキサンチン、カテキン
■美肌の大敵「糖化」
肌を老化させる美肌の大敵として、いま「糖化」が話題になっています。糖化とは、タンパク質と糖質に熱が加わることで起きる現象。糖分の取り過ぎなどによって生じます。体内で体温などにより劣化したタンパク質はAGEs(エイジス/最終糖化産物)と呼ばれ、これが表皮を支えるコラーゲンにこびりつくと、老朽化した鉄骨のようになり、肌は強度やしなやかさを失ってしまいます。AGEsの産生を減らすには、糖分の摂り過ぎに注意し、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどを積極的に摂るなど、食生活に留意しましょう。糖分の吸収を抑えるには、野菜などの食物繊維を炭水化物の前に食べることも有効です。
■乾燥を防ぐ栄養素
細胞膜を構成する脂質のひとつで、皮膚の保湿や柔軟性を維持する働きがあるセラミド。不足すると角層のバリア機能が充分に働かず、乾燥などの外部刺激で肌荒れしやすい状態になりますが、摂取することで、細胞の水分の蒸発を防いだり、隣り合った細胞を繋ぐ、肌のバリア機能を保つ…などの効果が期待できます。また、皮膚を構成するヒアルロン酸の材料となるN-アセチルグルコサミンも注目の素材。N-アセチルグルコサミンは牛乳などに含まれていますが、100㎖当たりわずか11mgと微量。効率よく摂取したい場合は、サプリメントなど補助食品を用いるのも方法です。
【乾燥肌対策に役立つ栄養素】
セラミド、ビタミンC、ビタミンE、アスタキサンチン、N-アセチルグルコサミン、オメガ3系脂肪酸(エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸 など)
でも、忙しくて食生活が不規則になりがちな人は、十分な栄養を摂取するのは難しいもの。
そんなときは、サプリメントで足りない栄養素を補うという方法も有効です。
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