耳よりだより

2014.03.12

27:薬を水以外のもので飲むとダメ?

<コラム> 健康★常識・非常識シリーズ

  薬を定期的に飲んでいる人は、その薬が食後に服用という場合、コップに残っている炭酸飲料やビールなどでさっと飲んでしまいたくなるものです。しかし、このような飲み方はよくありません。日本製薬工業協会によると、胃薬などの制酸剤(胃酸をコントロールする薬)を炭酸飲料で飲むと、胃薬が炭酸飲料の酸を中和してしまい、体の中では作用しなくなるそうです。


薬を水以外のもので飲むとダメ?

 また、薬をお酒と一緒に飲むと肝臓はアルコールの方を代謝してしまい、肝臓で代謝されるはずの薬のほうが後回しになり、そのまま高い濃度で体内にめぐってしまうといいます。肝臓のアルコール分解酵素が薬の成分を有害な物質に変化させてしまう場合もあるため、重篤な事態を引き起こしかねません。お酒を薬で流し込むのは危ない行為なんですね。

 ほかには、降圧剤とグレープフルーツジュース、解熱剤(アスピリン)と炭酸飲料、抗生物質と牛乳という組み合わせで服用すると、効果に差が出たり、副作用が起きる危険性があります。お茶なら大丈夫と思ってしまいますが、含まれるカフェインが薬の作用に影響を与えることがあるのでやめたほうがいいでしょう。コーヒーや紅茶、ウーロン茶も同様です。飲み薬は一部を除いて、水といっしょに飲んで溶かすことを前提に開発されています。水や白湯以外で薬を飲むのは避けましょう。

 薬は“食後に服用”と指示されるものが多いのは、空腹時に飲むと胃を荒らすなどの副作用があるとか、食後に飲む習慣をつけて飲み忘れを防ぐためという理由もあるようです。ただし、抗生物質は食事をした・しないにかかわらず、決められた時間と回数を守って飲むことが大切です。菌を殺すには一定濃度の薬成分が必要なため、服用回数が減ると、薬効が低下し、治癒に影響が出てしまいます。

 きちんと薬を飲んでいても、飲み合わせによって体に影響が出てしまっては元も子もありません。薬を正しく服用し、すみやかに健康を取り戻したいものです。

 

 

 


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次回コラムは、「健康★常識・非常識シリーズ」をお送りする予定です。お楽しみに!