コラムColumn

2014.02.20

25:朝、手の指がこわばる...関節リウマチ

<コラム> 知ってビックリ!? 病気のシグナルシリーズ

  冬、外に長時間いると指がかじかみ、動きが悪くなるものです。ところが、寒さに関係なく、朝起きたときに両手の指が動きにくいと感じたとき、それは【関節リウマチのシグナル】かもしれません。


25.朝、手の指がこわばる...関節リウマチ


 関節リウマチの初期の症状として、起床時の手指のこわばりがあります。

 両手指の関節が動かしにくくなり、その時間が徐々に長くなります。痛みや腫れもあらわれ、ほかの関節にも及んでいきます。原因は自己免疫異常といわれ、関節内に炎症が発生し、関節の内側をおおっている滑膜細胞が増殖します。


 それにより関節液が増加し、軟骨や骨の組織が破壊されていきます。やがて関節が変形し、可動域が狭くなってしまいます。ほかには、疲れやすい、体重減少、貧血、発熱などの症状を伴うこともあります。

 日本リウマチ財団によると、30歳以上の約1%にあたる人がこの病気にかかるといわれ、30歳代から50歳代で発病する人がもっとも多く、女性の割合は男性の約3倍といいます。

 


 関節リウマチは治すのが難しい病気で、痛みを抑えることが治療の目標とされてきましたが、最近では治療法が大きく進歩し、寛解(症状の消失)やその維持が可能になってきました。しかし、いったん変形した関節は元に戻すことは困難なため、日常生活に支障をきたさないためにも、関節リウマチの早期発見に努め、早期治療を行うようにしたいものです。 

 

 

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次回コラムは、「三大疾病基礎講座シリーズ」をお送りする予定です。お楽しみに!

 

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