コラムColumn

2014.02.06

23:朝弱いのは低血圧だから?

<コラム> これって、ホント!?健康★常識・非常識


 巷にあふれる健康や病気に関する噂。果たしてそれを、そのまま鵜呑みにしていいのか、悩ましく思うことも少なくないですね。そこで、厚生労働省などの専門機関のデータを参考に、気になる健康情報がどういうものか、いま一度考えてみました。

 

23.朝弱いのは低血圧だから?

 

 必ずしもというわけではありませんが、その傾向はあるようです。元気な低血圧症(一般に最高血圧が100以下をいう)の人もいますが、血圧が低いと、朝気分がすぐれない、日中ふらついて体がだるい cなどの症状を訴える人が多いようです。

 

  心臓や内分泌の病気、薬による低血圧を除き、とくに原因のない体質による低血圧は、自律神経失調症からくる不定愁訴(※)に近い症状がみられます。   (※疲れやすい、頭が重い、食欲不振、手足の冷えなど漠然とした体の不調)

 

  自律神経とは環境に適応するために働く神経のことで、それがしっかり機能している人は、夜の睡眠状態から朝の活動へとちゃんと切り替えができます。しかし、自律神経の機能が低下している(=自律神経失調症)人は、血圧が上昇しない、体温もなかなか上がってこないという状況になり、ふらつきなどが起こって食欲も湧きません。そのため、低血圧の人は朝弱いといわれるのです。

 

  血圧は低いほうが健康的だと思いがちですが、ふらつきや倦怠感、冷え性などの症状に悩まされるのはつらいものです。低血圧を改善させるには、自律神経の働きをよくすることがポイントです。夜ふかしをせず、適度な運動やバランスのいい食事を心がけるようにしましょう。

 

  日本高血圧学会によると、ほとんどの日本人は必要量をはるかに超える食塩を摂取しており、注意が必要ですが、低血圧の人は食塩の摂取は多くてもいい場合があるようです。ただし、大量ではなく、ふつうにきちんと摂るよう心がけたいものですね。

 

 

 

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 次回も、「これってほんと?健康★常識・非常識シリーズ」をお送りする予定です。お楽しみに!

 

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