コラムColumn

2013.12.26

21:睡眠不足でこれホント? ③「睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気?」

<コラム> 健康なからだはいい睡眠から

 人間の心身の休息に不可欠な睡眠。しかし、睡眠の大切さを認識している人はそう多くないかもしれません。ここでは睡眠とは何か、そして睡眠に関連する疾患にはどういうものがあるかをご紹介します。

 

21. 睡眠不足でこれホント? ③「睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気?」

 睡眠時無呼吸症候群(略してSAS/Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に何度も息が止まってはまた吹き返す状態が繰り返される病気です。太った人に多く、日本では100人に1人から2人はいるといわれています。

 睡眠中の無呼吸は、多くの場合、気道を確保する筋肉が睡眠により弛緩し、舌や軟口蓋が重力の関係で落ち込んで気道を塞いでしまうために起こります。目が覚めているときは、身体を仰向けにしても、のどの奥は開いています。しかし、眠りに入ると、筋肉が緩み、のどの奥の部分が狭くなって息が通りにくくなります。それが無呼吸になるしくみです。

 とはいえ、重症の人を除けば、息が止まっても必ず目が覚めるため、そのまま死に至るようなことはありません。ただし、睡眠時に息が止まると、身体が危険だと判断して目を覚まさせようとするため、息が止まるたびに目が覚めることになります。目が覚めるといっても、ほとんどの人は覚えていない程度の短いものなのですが、そうして覚醒を繰り返すことで睡眠の質は低下します。ゆえに、よく眠っているつもりでも、朝、起きづらかったり、昼間に眠くなったりしてしまうのです。

 SASは太った人に多い病気ですが、太っていなくても、もともと扁桃腺が大きかったり、下あごが後ろに引っ込んでいたりすると、無呼吸が起こりやすくなります。また、アルコールには筋肉を緩める作用があるため、お酒を飲んだ夜にも起こりやすくなるようです。

 こうしたSASを起こさないようにするには、生活習慣の改善が第一です。不規則な生活を改め、体重を減らす、タバコやお酒、睡眠薬を控える、といったことでもSASは改善する場合があります。生活習慣の改善だけでは効果がない人でも、適切な治療を行うことで治癒することが可能です。SASによる日中の眠気は交通事故などの原因にもなりますし、家族の睡眠にも大きく影響を及ぼすため、専門医などに相談し、早期に治療することが大切です。

★思い当たることはありませんか?

      ★★★あなたのSAS度チェック★★★

        □大きないびきをかく

        □夜間、睡眠中に目が覚める

        □朝、起きづらい

        □朝、頭痛がする

        □朝、のどがかわく

        □昼間に眠気が強くなる

        □ものごとに集中できない

※上記すべてに当てはまる場合は、SASの疑いあり。この機会に是非、「関西メディカルネットの睡眠サービス(スリープエンハンスメントプログラム)」をご検討下さい。

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次回コラムは、睡眠不足でこれほんと?シリーズ最終回「④心臓病のリスクも高くなる?」をお送りします。お楽しみに!

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