コラムColumn

2013.12.12

20:睡眠不足でこれホント? ②「睡眠不足で高血圧に!?」

<コラム> 健康なからだはいい睡眠から

 人間の心身の休息に不可欠な睡眠。しかし、睡眠の大切さを認識している人はそう多くないかもしれません。ここでは睡眠とは何か、そして睡眠に関連する疾患にはどういうものがあるかをご紹介します。

 

20. 睡眠不足でこれホント? ②「睡眠不足で高血圧に!?」

 

 血管や心臓に障害をもたらし、心臓病や脳卒中を引き起こす原因となる高血圧。高血圧の危険因子としては、遺伝、肥満、耐糖能異常(糖尿病予備軍)、ストレス、喫煙などが挙げられますが、最近では、睡眠障害も高血圧に深く関係していることがわかっています。

 では、なぜ睡眠障害が高血圧を引き起こすのでしょうか。一般に健康な人の場合、起床時から血圧が上昇し、夕方あたりから少しずつ降下します。そして、眠っているときに血圧が一番低い状態になります。しかし、夜眠れなかったり、夜中に何度も目を覚ましてしまうと、脳が覚醒して交感神経が緊張し、夜の血圧が日中と同じ値にまで上がってしまうのです。睡眠時無呼吸症候群の患者さんも、無呼吸を繰り返すことで夜間も交感神経が高まっているため、睡眠中の高血圧を引き起こすケースが多いようです。 

 恐ろしいのは、こうした夜間や早朝の高血圧は、一般的な高血圧に比べ心筋梗塞や脳卒中になるリスクが高く、その割合は6倍近いともいわれています。
高血圧の治療を受けている人のなかには、降圧薬を服用しても血圧が下がらない人が多いそうですが、そういう場合は睡眠障害を疑ってみてもいいかもしれません。高血圧対策を考える上でも、十分な睡眠を取ることは、重要なポイントだといえそうです。

  

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次回コラムは、「睡眠不足でこれほんと?シリーズ③「睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気?」をお送りします。お楽しみに!

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