健康コラム

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早期発見に有効なマンモグラフィ



◆早期発見に有効なマンモグラフィ

乳がん治療では、がんの性質やしこりの大きさによって治療の組み合わせを行います。しこりが小さい場合は、がんを含めて乳房を部分的に切除し、乳房をできるだけ残す乳房保存手術を行います。また手術をする場合、乳房温存を目的にホルモン療法(女性ホルモンの分泌・産生を止める)や薬物療法(抗がん剤)によってがんを小さくさせることもあります。がんが大きい場合は乳房全体を切除しますが、患者さんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を考慮し、多くは胸の筋肉を残します。20年前までは小さなしこりでも、乳房と胸筋、リンパ節まで切除するハルステッド手術が主流でしたが、現在はほとんど行っていません。ただ、乳がんにおいて、なにより重要なのが"早期発見"です。日本でもピンクリボン運動が活発になりましたが、まだ検診率の向上に結びついていません。定期的な乳がん検診、とくにマンモグラフィは有効な手段なのでぜひ受診し、日ごろのセルフチェック(セルフチェックは次回!)も忘れず、ご自分の乳房に関心を持っていただきたいと思っています。



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